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学生・OBの声
三重調理の在校生・卒業生にインタビュー!
何かに夢中になっている人は、輝いている。
奥が深いからこそ、おもしろい!
在校生も、卒業生も、みんな口を揃えてこう言います。「食の世界は奥が深い」。
でも、だからこそおもしろくて、やりがいがあるというもの。
まさに、一生をかけるにふさわしい仕事です!
在校生インタビュー

幼少時よりお菓子作りが好きだった私は、パティシエの夢を叶える為に三重調に入学しました。一日を通して行われる製菓実習では基礎から応用、ちょっとしたコツ等を間近で見て学べ、細かく指導していただきました。私はオリジナルの創作菓子を考えるのが好きなのですが、商品開発の授業では県内産いちじくを使ったタルトを、実習店舗ピッコロでは好きなチョコレートをたっぷり使ったロールケーキを販売したことが思い出に残っています。4月からはパティシエとして、夢の第一歩を踏み出します。お菓子は人を幸せにする力があるので、私の作ったお菓子でお客さまに喜んでいただけるよう笑顔でがんばります。

私が調理師をめざしたきっかけは、大学4年の就職活動時でした。専攻していた英語を生かせるレストランサービスの仕事に就きたいと考えた時、調理ができたら、仕事の幅がもっと広がるのではないかと思ったからです。
幼少時より料理に興味があったこともあり、決断に時間を要しませんでした。三重調に入学後は、学校で習ったことを復習するべく、自宅でも包丁の手入れはもちろんのこと、だしを取ったり、今まで聞いたこともなかった調味料を買い揃え、家族にさまざまな料理をふるまい、喜ばれました。4月からは日本料理の道へ進みますが、伝統的な技法は守りつつ、新しい調理法や盛り付けも試したいと考えていますが、まずは一日も早く戦力になれるよう精進する次第です。

OBインタビュー

樋口料理長を支えるサブリーダーという立場で、温かいメイン料理とソース全般を担当させていただいており、今年で10年目となります。私の勤務する志摩観光ホテル・ベイスイートは、記念日にお越しいただくお客様が多いのですが、誕生日や結婚記念日だけでなく人生の節目となるような日のご予約もあります。人生に幾度もない、そんな大切な日の料理に携わらせていただくことに、とてもやりがいを感じています。
  私は、この仕事が好きで、大変だと思ったことはありません。好きな料理で、お客様に喜んでいただけることが、嬉しくて、常に『させていただいている』という感謝の気持ちを持つように心がけています。
  学生時代の思い出はたくさんありますが、2年生の実習店舗ピッコロが、特に印象に残っています。お弁当とスイーツを販売するのですが、私の発案でクリスマス特別営業を行ない、ローストチキンとクリスマスケーキを販売したことは、今でも忘れられません。思えば、あの時からお客様の『おいしかったよ』『また来るよ』の声に喜びを感じていたのかもしれません。
 これからも、現状に甘えることなく常に感謝と学ぶ心を忘れずに、日々精進したいと考えております。

今年で6年目を迎え料理主任を任されております。
  魚をさばいて刺身を盛り付ける他、調理場全体を見て現場が円滑に回るように指示を出しています。今、この立場になって、新人の頃に何気なくやっていた仕事のすべてに理由があったのだと理解できるようになりました。この業界は勉強が欠かせません。次々に出てくる新しい食材や調理法、常にアンテナを張って情報を取り入れています。この常に学ぶ機会を自分に課すことが、仕事へのやりがいにもつながっていると感じています。お客様から料理をお褒めいただくと嬉しいのはもちろん、もっと技術を高めて喜んでいただこうという気持ちが涌いてきて、学ぶ意欲が高まります。
  専門学校では、多くのことを学ばせてもらいましたが、中でも調理の基礎・衛生管理の基本を学べたことが、今、一番役立っています。コロナ禍で衛生管理の重要性が叫ばれていますが、専門学校で理論的なこともしっかり教えていただいたおかげで苦労していません。今後は、献立の組み立てや新メニューの考案にも携わっていく為、今まで以上に知識や技術の向上へ努力を怠らない決意です。また、現場を安心して任せていただけるよう、人の和を大切にし気持ちよく仕事ができる環境を整え、お客様に喜んでいただける料理を提供できるよう邁進したいと思います。

どんな仕事内容であっても、ベストを尽くす。それが僕のポリシーです。ウエディングの料理は、新郎新婦さまからゲストの方へのおもてなしのひとつとして、お客さまの記憶に印象深く残ります。料理の良し悪しで式場を選ぶほど、料理に対する期待は大きいと思います。その大切な料理を任されているのだから、ベストを尽くすのは基本。一緒に働く先輩たちも、お客さまに対する心配りや料理へのこだわりにいっさいの妥協はありません。「どうやったらあんなに働けるの?」と、最初はびっくりしたほどです。

覚えることがたくさんあるので、毎日メモをとってその日のうちに理解するようにしています。先輩たちは、私が理解できるまで、とても親切にとことん教えてくださいます。また、抜群のチームワークがあり、いつも活気に満ちています。このチームワークと、一人ひとりの豊富な経験があるからこそ、お客さまに最高の料理をベストなタイミングで提供できるのだと思います。

そして、この業界は休日がとりにくいと言われていますが、私の職場では休日をしっかりとることができるので、疲れた体を休め、リフレッシュして仕事に打ち込むことができます。

学生時代、話をすることさえ苦手だった私が、積極的な気持ちを持つように変われたのは、三重調理専門学校の先生方の指導のおかげです。親切で親しみやすい先生方ばかりだったので、自分から話をしてみたいと、前向きな姿勢になりました。友達と居残り練習をしたことも、楽しい経験のひとつ。これから自分がどんなふうに変わっていくのかわかりませんが、「料理をとおして、お客さまを喜ばせる」という基本姿勢は、大切にしていきたいと思っています。

僕は、漠然とお客さまと顔を合わせられるところに就職をしたいと思っていました。ホテルやレストランで、客席にワゴンを持ち込み、お客さまの目の前で料理を切り分けて皿に盛り付けるデクパージュ。伊勢シティホテルの求人を見つけたとき、ここでなら、自分の思っていることができる。絶対ここに就職したいと思いました。希望どおりの就職先に決まり、とても充実した毎日を送っています。やっぱり、お客さまの食べている様子を見れるのは、嬉しいですね。また、お客さまに何を聞かれても答えられるように、勉強するのも楽しいです。「へえ〜そうだったんだ」と、意味が理解できるとより興味が湧き意欲的になりました。

伊勢シティホテルでは、会席・婚礼・パーティ・お弁当など、さまざまな料理を手がけています。手際よさが求められ、覚えることが山ほどあります。いろんな料理に携われることで、技術が身につくので、とてもやりがいがあります。先輩方の決断の良さや団結力のすごさにもいつも驚いています。迷ったら、すぐに相談し、いい結果がでるよう心がけています。

三重調理では、挨拶や服装、そして人間関係を大切にすることを学びました。先生方は気さくで優しい方ばかりでした。ときには厳しい指導もありますが、今思えば、現場で必要になる大切な心得を教えてくれていたんだと実感しています。
 技術も大切だけど、職場では、人間関係もとても大切です。これからも、先輩の方々に教えて頂きながら、いろいろな知識や技術を身につけ、お客さまの喜ぶ顔をみたいと思います。

いずれは、両親がやっている店を継ぎたい。今は、少しでも技術を高められるよう、ひとつひとつの料理にしっかりと向き合っていきたいと考えています。

日々、先輩方から、いろいろなことを教えていただき、向上心や探究心がさらに湧いてきました。そして、手間ひまかけて料理をする大切さを実感しています。例えば、包丁の扱いひとつをとっても、食材に合わせてさまざまな包丁を使い分けるなど、とっても奥が深いんです。ここでしか見たことないような包丁もあります。先輩たちの、手さばきや料理の丁寧さは、とても鮮やかで、習得したいことが山ほど増えました。

料理をするうえで、スピードはとても大切です。食材を少しでも良い状態で美味しくお客さまに出せるよう心がけています。そして、衛生面にもより注意を払うようになりました。

料理人という仕事は、どんどん自分を進化させていけるやりがいのある仕事。やればやるほど、やりたいことが増えてきます。また、ひとつのことができるようになると、より想像力も湧いてきます。今の担当は前菜ですが、7品目と品数が多いので、気を引き締めて丁寧に仕事に取り組んでいます。

お店の料理長やおかみさん、そして先輩の方々やスタッフ皆のチームワークがよくて、とても働きやすい調理場です。とても環境に恵まれていると思います。まだまだ夢の実現途中なので、今はとにかく技術の向上に努めていきたいです。

三重調理では、学生店舗の「ピッコロ」がとても好きでした。朝早くから、皆で協力しあい、普段では作らない数のお弁当を作っていきます。時間を気にしながら、てきぱきと動かないと間に合わないので大変でしたが、お客さまの「美味しかったよ」というひと言が嬉しくて、どんなに疲れていても元気になれたことを思い出します。

放課後の個人指導もとてもためになりました。先生方は、学生がコツをつかみ、できるようになるまで、とことん付き合ってくださいました。また、実習の種類も多いので、さまざまな体験もでき、納得して将来の道を選ぶことができたと思います。

今の職場は、アンティークな雰囲気と、とびきり美味しいケーキが大人気のお店で、以前からファンでした。ケーキを口に入れた瞬間、「心から幸せ!」と感動できるんですよ。就活時には、自分から連絡を入れ面接をお願いしましたね。就職が決まったとき、「やったー!」って思いました。

大好きなことを仕事にできるということはすばらしいこと。もちろん、やりがいは十分にあります。自然とモチベーションが高まり、どんな仕事をしていても楽しくて楽しくて。自分自身が幸せいっぱいです!ゆくゆくは、試作を考えてみたいと思っていますが、今は、ひとつひとつ自分にできることを増やして、はやく先輩の方々みたいに手際よくなりたいと思っています。そして、ひとりでも多くのお客さまの喜ぶ顔を見れたらいいなと、心を弾ませてがんばっていきます。

現在は、お造りの担当を任されています。生ものを扱う場所なので、衛生管理にはとくに注意しています。お客さまには、安全なものを美味しく食べていただきたいですからね。また、仕入れも任されているため、料理の種類やお客さまの数、イベントのことなど、2〜3日先のことまで把握し、的確に進められるように計画します。この段取りが大切でとても神経を使います。段取りがきちんとできていて、はじめて仕事はスムーズに進みます。日頃から、常に先のことを考えながら行動するようにしています。
 調理とは、教育と似ている。技術を磨くのはもちろんですが、それ以外にも、数学的、物理的、科学的、歴史的なところもある。体力や美的感覚も必要とされ、人とも関わるため道徳も必要。学ぶこと、追求することがたくさんあり、知れば知るほどおもしろくて、ゴールはないと思っています。この仕事は、一生懸けて追求し続けられる、やりがいのある仕事です。

ときにはイベント会場で伊勢えびなどをさばいたり、お造りをつくることもあります。お客さまの喜ぶ顔を見ると、こちらも嬉しくなりますね。会場に出れば、お客さまとの会話も大切です。食材やこの地方の話ならではの話など、どんな内容でも対応できるよう、日頃からいろいろな知識も身につけるようにしていますね。僕は、人と会話するのが好きなので、イベントに出られる時は、ちょっとテンションがあがります。ここにくるお客さまは、観光でこられている方が多いですから、地元ならではの話などをすると、お客さまはとても喜ばれますね。雑学は、僕自身も面白いと思ってしまうので、知ることが楽しいですね。

これからは、盛りつけの表現力を追求していきたいです。まだまだやりたいことがいっぱいあります。自分自身、常に進化していきたいと思っています。

働きだしてから、できることはとにかく雑用。先輩には絶対に雑用はさせないようにしようと決め、自分から仕事を見つけ動き回っていました。どんな仕事内容でも、一つひとつの作業にこだわって、妥協せずに取り組む。私のポリシーです。だんだんと、任される仕事が少しずつ増え始め、ケーキのひとつも任されるようになり、仕事がより楽しくなってきました。

先輩から「きれいにできるるようになったね。」と褒めてもらえると嬉しくて。また、お菓子の先にあるお客さまの笑顔を見ると、もっとがんばろう!と、やる気が湧きモチベーションが上がります。ここは、カフェもあるので店舗に出るときもあります。お客さまの楽しいそうな顔をみたり、「美味しかったわ」という言葉を聞くと、こちらまで幸せな気持ちになりうれしくなります。人に喜んでもらえるなら、もっともっとがんばろうと気持ちがどんどん大きくなっていきます。これが、私の原動力につながっていると感じています。
 三重調理では、2年コースを選び調理やサービスを学んでおいてよかったと思います。学校を選ぶときも迷いなく、三重調理を選びました。2年コースを選び、いろいろな経験をしたおかげで、気持ちに余裕が持てます。また、ちょっとしたことで、役に立つことがいっぱいあります。例えば、フルーツをカットするときの包丁さばき、サンドイッチの具を作るときの火加減、ホールでの仕事など…。知っていると知らないでは大きく違ってくるんだと実感しています。入社してから、2年がたちましたが、まだまだ覚えることや学ぶことは山積みです。でも、憧れていた仕事ができ、充実しています。

高校のときに友だちと一緒に料理を作ったのがすごく楽しくて、料理を仕事にできたらいいだろうなぁと思ったのが、この道を目指すきっかけでした。オープンキャンパスで、とてもフレンドリーな講師の先生に出会い、料理の楽しさを教えてもらえると感じたので、三重調理への進学を決めました。実際に先生方はみんな優しくておもしろい方ばかりでしたよ。わかりやすくていねいにアドバイスやサポートをしてくださり、料理の楽しさと基礎技術をしっかり学ぶことができました。だし巻き卵やかつらむきなどの試験では、なかなか合格できずにいたんですが、放課後に残って必死に練習し、ようやく合格できたこと…。それも楽しい思い出のひとつです。
 三重調理に通っているあいだ、授業はもちろんのこと、放課後の居残りも辛いと思ったことは一度もないですね。何をやっても楽しかった! とにかく楽しくて楽しくて! 昨日より今日はもっとうまくできるように、と思ってやっていましたから。先生から「今やっていることが将来の財産になるんだから、ノートをしっかりとっておくように」と言われていたのを思い出します。今でもノートを見返すと、必ず発見があったり勉強になるんですよ。クラスには50代60代の人もいるので、同年代だけでなく大人の人たちとも気負わず喋れるようになりました。思い出深いのは、ホテルでの研修ですね。コースメニューを目の前にしてのディスカッションは勉強になったし、すごく楽しかった。
 今、職場ではオードブルの盛り付けを担当させてもらっています。料理を引き立て、目でも楽しんでもらえるような一皿にできるよう、日々がんばっています。宴会ではお客様の目の前で調理をするんですが、直にお客様とお話をして反応を知ることができるので、とてもやりがいがあって楽しいです。

私が三重調理を選んだ理由は、取得できる資格が多いのと、何よりピッコロ実習があるところ。実際にお店に立つことに憧れがあったんですね。販売もできるし、直接お客さんと接することもできます。とても勉強になったし、すごく楽しかったですよ。
 三重調理には、三重県中のいろんな所から学生が集まってきているので、それぞれの地元ネタで盛り上がったり、みんなとても仲がよく、楽しいクラスでした。食べることが大好きな私にとって、イタリア・フランスへの海外研修は最高でしたね。いろんな料理を体験できるんですが、食べ過ぎちゃってお腹が苦しくなって…(笑)。放課後に残って練習をしていると、先生が授業とは関係のない料理の話をしてくれることがあるんです。それがまた楽しくて、一言も逃すまいと思って聞いていました。
 私は器用でもないし要領がいいわけでもありません。ときには、努力しても結果がついてこないときもあるけれど、もし努力をしなければそのまま成長することはないんですよね。だから、がんばって何かをつかめたと感じられる一つひとつの経験は、私にとってすごく大きかったと思います。少しずつでも進めば、いずれ先に行けるということを、三重調理で教えてもらった気がします。
 私は海のない所で生まれ育ったので、伊勢・志摩・鳥羽など海の近くで、魚を扱う職場に就きたかったんです。見たことのない食材との出会いがあったり、それを捌くところを見せてもらったり、新鮮な驚きと楽しさでワクワクする毎日。今は手こね寿司の盛り付けをさせてもらっているんですが、先輩の指導を受けながら魚を捌く練習もさせてもらっています。
 調理の道に進もうと考えている皆さん。私と同じように食べることが大好きなら大丈夫。ぜったいに頑張れる! 興味があれば迷わず突き進んで欲しいと思います。

自分が選んだ道だから、毎日が楽しくてしかたないです! 見たことのない前菜が出たり、和食の料理を出すなかに洋食が入ったり、新しい発見があって、毎日どんどん知識が増えていきます。辛いと思うことはありますが、嫌になったことは1度もないですね。練習すればした分だけ、かならず上達することを三重調理で学びましたので、これからもガツガツがんばっていこうと思っています。
 三重調理では、放課後残って練習していると、いつも先生がついていてくれ、わからないことがあるとすぐに教えてもらうことができました。とても恵まれた環境の中で学ぶことができたのだと思い返し、感謝しています。
 私は大学卒業後の数年間、まったく違う業界で営業として働いていたので、少し寄り道をしたという思いもあり、料理人として1日でも早く働きたかったので、1年コースを選択しました。1年間で和洋中すべてを学ぶので、忙しいですが中身の濃い充実した毎日でしたよ。下は18歳から上は50歳代の人まで、学生の年齢層は幅広かったですが、クラスの雰囲気もよく、年齢に関係なく楽しくやっていました。
 入学当初、左利きだった私に先生から右手で包丁を使ったほうがいいとアドバイスをいただき、包丁も箸も右手で使えるよう必死で練習しました。半年かかりましたが、今ではまったく自然に使えます。
 これから三重調理への進学を考えている人たちには、「覚悟を決めて入れ!」と言いたいところですが、まずは1歩踏み出すことが大事だと思いますよ。やってみたら思っていた以上に楽しく、自分に合っていたっていうこともありますからね。料理はほんとうに奥が深くて難しい。でもその分、やりがいがあってすごく楽しいですよ!

私は、料理をすることも大好きで最初はイタリアンの料理人にあこがれていました。三重調理に通い始めたのも、調理人になるため。でも、2年生の夏休み、研修先でデザートを手伝い、「何て奇麗なんだろう」「お菓子でしかこの奇麗な表現はできない」と感じました。お菓子の方がより創造性があり、作っていて心が弾んで幸せな気持ちで一杯になるんです。
 今の仕事は、主にケーキの仕込みが中心です。洋菓子は、分量や温度にすごく敏感です。少しでも違うと仕上がりは全く違うものになってしまいます。なので、材料の分量は3回ぐらいチェックしますね。常に確認、確認ですね。時には、デコレーションの飾り付けも担当します。お客様がケーキをのぞきこみ、「きれい!!」「カワイイ!!」と言っくださるとき、すごくやりがいを感じますね。お客さまの笑顔を見るとこちらも幸せな気持ちでいっぱいになりますね。
 また、中部洋菓子技術コンテスト大会に出場させていただきました。テーマは、「クリスマス」。月と流れ星をバックに、クマがソリで滑走しているイメージで作りました。形の作り方や、引き飴を使うときの温度、またどのパーツから作っていくのかという手順など、仕事が終わってから何回も事細かく練習しましたね。来年もまたチャレンジしたいですね。やりたいこと、覚えたいことが山ほどありますが、今は任せられている仕事をひとつひとつ完璧にして、もっと自分が出来ることを増やしていきたいです。
 三重調理での経験がなかったら、今、パティシエとしてここにいなかったと思います。いつも、笑顔が絶えないクラスで、「ピッコロ」やイベントなどのときには、自分たちで考え力を合わせて夢中になっていましたね。今でもみんなと繋がりがあり、同じ夢を持つ者同士なので励まし合っています。

学校では、技術的なことだけでなく、料理人としての心構えなどの大切さも、先生から指導をしていただきました。社会に出てから感じたんですが、三重調理出身の人は、他校出身の人とくらべてまじめで、しっかりした人が多いように思います。これはやはり、物事に真剣に取り組む姿勢を教えていただいたおかげ。先生方は、僕らが社会に出てから困らないようにと、親身になって考えてくれていたんだと、今さらですが、とても感謝しています。先生方は、とても気さくで、どんな質問にもていねいに応えていただきました。それが、僕の土台となっていますね。卒業してからも、気軽に顔を出せるし、本当にかわいがっていただきました。
現在、ムースやタルトなどをつくらせてもらっています。大切なのは、毎日同じ味を作れること。簡単そうに思えるかもしれませんが、これが難しい。集中力が大切ですね。
入社した時には、スピードに追いつくのが大変でした。でも、学校で基礎を教えていただいていたので、ずいぶん助かりました。先生が、「すべてのことには意味があるんだ」と言っていたことをよく思い出します。学生の時は、よく分かっていなかったんですが(笑)、今は、料理の裏にある意味を考えられるようになりましたね。最近では、任される仕事も増え、デザートのレシピも考案させてもらえるように。自分でも成長が実感でき、よりやりがいが出てきました。パティシエという仕事のおもしろさに夢中という感じですね(笑)!
今後は、パティシエとして腕を上げることはもちろんですが、人間的にも大きく成長できるようにがんばっていきたいです!

小学生のころから、憧れていたパティシエ。長年の夢が叶って、今は「ドゥース・ド・フランス」でケーキづくりやカフェのデザートをつくっています。パティシエの楽しみは、自分で作ったケーキやお菓子で、「人を喜ばせることができる」ことです。人の喜ぶ顔を思い浮かべ、「もっと喜んでもらいたい。」と思うと、いろいろなアイデアがいっぱい浮かんできます。「楽しい」「嬉しい」と感じる職業につけて、毎日が充実しています。お客さまから、「ありがとう」の言葉をいただけた時は、この仕事を選んで良かったと、心から思える瞬間です。
三重調理で学んだことは、すべて現場で役立つことばかりです。先生方は、厳しくもあり、優しくもあり、一人ひとりをを大切にしてくれます。うまくいかない事やできない事も、先生のアドバイスで、コツがつかめるようになりました。早くから、目標をもって技術を確実に身につけ、自分のものにすることが、いちばんのポイントだと感じましたね。
パティシエの仕事は、「体力勝負」であること。そして強い精神力も必要です。自分で覚えて、学んでいくことがたくさんあり、毎日が「あっと」いう間に終わっていきます。もっと、もっと、たくさんの事をやりたいと思うと、時間が足りないくらいです。これからパティシエになろうと考えている人、「体力は大切ですよ!」。